企業がグローバル化するとともに、オフィス内でもビジネス英語が必要な場面が増えてきています。

「ビジネス英語」といっても、メールのやり取りからミーティングやプレゼンテーション、外国人との交渉など多岐に渡ります。日常的に学習をしていても、いざ使うとなると自分の英語力に自信が持てないままの人は多いのではないでしょうか。

今回は、ビジネスシーンで英語を使う必要がある方に向けて、ビジネス英語力を向上させるための勉強法をお伝えしていきます。

学校やTOEICの英語とは違う!ビジネスで使える英語とは

学校のテストやTOEICのテストで高得点を取る場合は、机に向かってひたすら暗記をしたり問題集を解いたりする勉強法が一般的ですが、こうした勉強では必ずしも実践的な力はつきません。なぜなら、ビジネスで英語を使用する時には必ず「相手」がいるからです。英語で相手との実践的なコミュニケーションをする能力が、総合的な英語力といえるのです。

ビジネスシーンで使う英語を学ぶためには、テストや検定対策用の机上の勉強とは全く違ったやり方が必要になってくるのです。ここからは、ビジネスで使われる英語がどのようなものなのかを簡単にお伝えしていきます。

言いたいことが明確に伝わる英語

ビジネス英語で大切なのは、相手と英語で正確なやり取りができることです。単語や言い回しの細かいミスを気にするのではなく、自分の言いたいことをきちんと相手に伝える英語力をつける必要があります。

学校の英語テストや受験英語、TOEICのような語学試験では、文法やスペル、三単現のSの有無まで、細心の注意をはらわねばなりません。しかし、ビジネス英語では異なります。完璧な文法や流暢な発音で話すことができれば理想的ですが、実際のビジネスシーンでは、細かなミスを気にする必要はありません。

ロジカルで説得力がある英語

ビジネスパートナーが外国人である場合に求められるのは、相手と意思疎通をはかり、説得し、動かし、目的を達成するための英語です。そのためには、明確なビジョンで相手を納得させて動かすことのできる、論理的で説得力のある英語力が必要になります。

ビジネスシーンで使う専門的な英語

ビジネスシーンで出てくる単語や英語表現は、受験英語やTOEICで学習するものとは違います。専門性の高い単語や日常的に耳にすることのない言い回しも出てきますので、自身の業界の専門用語は英語で言えるようにする必要があります。

また、専門用語以外でも、日常会話とは違うフォーマルな表現などを知っておく必要があります。ビジネス用語や業界用語といった専門性の高い言葉を使い、相手とコミュニケーションを取ることで信頼を得られるのです。

日常会話や語学試験対策とは違う!ビジネス英語レベル向上のための3つの基本

あなたのビジネス英語レベルを向上させるために、以下3つの基本をおさえましょう。

シンプルな表現で明確に伝える

ビジネス英語で大切なことは、「簡潔に、かつ明確に」相手に伝えることです。外国人とのやり取りでは、日本人特有の婉曲な言い回しや曖昧な表現は誤解を生む原因になります。礼儀は保ちつつ、言いたいことははっきりと伝えるようにしましょう。話す、書く際には以下のポイントに注意をしてみてください。

・まず結論を言うこと
相手に自分の言いたいことが伝わりやすくなります。

・時制は簡単なものにし、冠詞、可算名詞/付可算名詞に注意すること
英文法は中学生レベルまでの知識で十分です。

・難しい単語や表現、関係代名詞の多用も避ける
ミスを減らすためにも短い英文で表現しましょう。

・日本語で考えたり下書きしたりするのではなく、英語で行う
文章や会話の流れは日本語と英語では全然違うので日本語から英語に翻訳したものは不自然になってしまうので下書きの段階から英語モードで始めましょう。

ビジネス専用の単語・表現や業界用語を覚える

日本語と同様、ビジネスシーンで用いられる単語は日常会話とは異なります。日常会話と同じ単語を 使用すると、相手に幼稚な印象を与えてしまう場合もありますので、注意が必要です。
さらに、あなたの働く業界の業界用語を覚える必要があります。専用の単語帳を利用する、または同業界の企業ウェブサイトの英文を読むなどの勉強も効果的です。

間違いよりスピードを優先する

ビジネスの場はスピードが何よりも重視されます。交渉の場やミーティングで英語を使う際、間違いを気にしていると会話に入れなくなってしまいます。自分の言いたいことを素早く明確に伝えられるようにしましょう。実践的に英語を使う場合は多少の文法やスペルミスは気にせず、伝えたいことを簡潔に表現する力が必要になります。

ビジネス英語の具体的勉強法

ここからは、ビジネス英語を最短で身につけるための、具体的な勉強方法をご紹介します。

目標を定める

やみくもに勉強をスタートしてはいけません。英語学習を行うに当たっては、目標を定め、勉強スケジュールを具体的に立てて計画的にする必要があります。

まずは「自分の業務において、最も必要なビジネス英語力は何か?」について、考えてみてください。 例えば、業務で使用するビジネス英語はメールのやり取りのみである方が、英語会議を取り仕切る英会話の勉強をしてもすぐには役立ちません。

また、ビジネス英語に限らず、英語学習は継続が大切です。無理なく勉強を続けられるように、自分で学習ルールを作ることをおすすめします。決められた時間に集中して勉強する、あき時間に必ず勉強する習慣をつけるなど、ご自身に合ったスタイルで取り組んでみましょう。

読む力・聞く力を伸ばすインプット学習

ビジネス英語は机上の勉強とは違った方法が必要だということは先ほど述べましたが、もちろんビジネス英語を学ぶ上でも、教材を使ったインプット学習は欠かせません。ビジネス英語では、語彙力の強化が必須です!インプット学習は以下のようなスタイルで、効率よく、無駄なくやることを心がけてください。

  • 単語帳やビジネスフレーズ集を暗記する
  • 英語学習アプリで勉強する
  • 業界誌や同業他社のサイトで業界用語を学ぶ
  • 英語ニュースやPodcastを視聴する
  • 同じ業界を舞台にした海外ドラマを観る
  • スマホの言語設定を英語にする

書く力・話す力を伸ばすアウトプット学習

ビジネシーンで大切なのは相手とのコミュニケーションです。インプットした単語やフレーズは、日々練習を積むことでアウトプットできるようになります。「下手な英語を話すのは恥ずかしい」「完璧に覚えてから・・・」と準備ばかりしていては、いつまでもビジネス英語が使えるようにはなりませんよ!

アウトプット学習は、以下のような方法で効率的に鍛えることができるでしょう。

・具体的に身の回りで起こりうる場面を想定し、声に出して/書いて練習してみる
部署や職種によって英語を使う場面は様々なので、「電話対応」「クレーム応対」「納期調整」「来客対応」等といった場面に応じた会話練習をしてみましょう。1人でロールプレイングゲームをしてみてもいいでしょう。

・インプットで覚えた単語やフレーズを繰り返し練習し、自分のものにする
ビジネス単語やフレーズを覚えたら、自分の状況に置き換えてみて繰り返し練習をすると、より記憶に定着しやすくなります。

・英会話スクール・オンライン英会話教室を利用する
ある程度単語量が増え、フレーズも定着してきてからはネイティブを相手に練習をすることもおすすめです。状況設定をして本番さながらにビジネスシーンの会話を練習することができます。

現場でも緊張せずに自信を持って会話できるようになるでしょう。

ビジネス英語力を向上させる勉強法まとめ

あなたが身につけたいと思っている「ビジネス英語」は、これまで勉強してきた学校英語や受験英語、またTOEIC試験のような語学試験で求められる英語力とは異なります。 本記事内で示した3つの基本をおさえた勉強法を実践することにより、あなたのビジネス英語力は グッと向上するはずです。

ビジネスの世界で飛躍できる人材になるためには、丁寧な表現で、専門性の高い会話ができるようになる必要があります。あらゆる場面で相手と対等にコミュニケーションを取るためにも、実践的な勉強をしていきましょう。細かいミスに気をとらわれず、自分の言いたいことをシンプルに伝えられるビジネス英語力を身に付けてくださいね!

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