
みなさんは、海外旅行で体調を崩したことがありますか?
楽しみにしていた旅行で体調を崩してしまうなんてとっても残念ですが、普段と違う環境でハードスケジュールをこなす海外旅行では、思わぬ体調不良に見舞われることもあります。
そこで今回は、海外旅行で体調が悪化したときのために、病院で使える英会話フレーズを見ていきたいと思います。
Contents
看護師必見!外国人の患者さま対応に使えるフレーズ
さて、海外旅行で使えるフレーズに入る前に、日本に旅行に来ている外国人観光客の方が病院を受診したときに、看護師のみなさんに使っていただける英会話フレーズをご紹介します。
用紙に記入してください。
Please have a seat until your name is called.
名前が呼ばれるまで座ってお待ちください。
How can I help you?
どうされましたか?
When did it start?
いつからですか?How did it happen?
それはどんなふうに起きたのですか?
How bad is it?
どのくらいひどいのですか?
Do you have any allergies?
何かアレルギーがありますか?
Is there anything else?
ほかに何か症状はありますか?
このほか、外国人の患者さま対応に使えるフレーズが知りたい方は、「医療現場ですぐ使える!看護師さんの英会話フレーズ」も参考にしてみてくださいね。
海外で緊急事態発生!病院に行くまでに使う英会話フレーズ
続いて早速、海外で体調不良・けがが発生した際に、病院などで使う英会話フレーズを見てまいりましょう!
ホテルにいる場合
ホテルにいるときに体調不良・けがが発生した場合は、フロントの係員に声を掛けましょう。
医者に診てもらいたいです。
Is there a hospital nearby where I can visit?
私を診てくれる病院は近くにありますか?
Could you call a doctor for me?
医者を呼んでください。
どの病院を紹介すべきか判断するために、「What’s wrong with you?(どうされましたか?)」などと聞かれるかもしれません。気が動転しているはずですから、患部を指さして以下のように言いましょう。
ここが痛みます。
外にいる場合
ホテルの外にいる場合は、周囲の方に助けを求めなければなりません。ホテルのフロントに声を掛けたときと同じようにして警備員や店員などに聞くのが一番自然ですが、もしも急を要する場合には、すぐ近くの歩行者に声掛けをしましょう。
救急車を呼んでください。
I feel like I’m going to faint.
気分が悪く倒れそうです。
I can’t breathe.
息ができません。
診察で自分の症状を伝える英会話フレーズ
さて、無事病院に連れて行ってもらったり、救急車に乗せてもらったりしたら、自分の症状をできる限り的確に英会話で伝えなければなりません。
ここでは、症状を伝えるのによく使われる「I feel」「I have」「現在進行形」「完了形」の4つをご紹介していきたいと思います。
I feel
「感じる」という意味のfeelを使えば、どんな感じ(気分)がするかを伝えることができます。
気分が悪いです。
I feel dizzy.
めまいがします。
I feel faint.
気が遠くなる感じがします。
I feel nauseous.
吐き気がします。I feel chilly / cold.
寒気がします。
I feel gassy.
ガスがたまっています。
I have
「持つ」という意味のhaveを使えば、どんな症状を持っているかを伝えることができます。
頭痛がします。
I have a slight fever.
微熱があります。
I have a temperature of 38 degrees.
38度の熱があります。
I have no appetite.
食欲がありません。I have an upset stomach.
胃腸の調子が悪いです。
I have a stuffy nose.
鼻が詰まっています。
現在進行形
現在進行形を使えば、今まさにどんな症状なのかを伝えることができます。
下痢があります。
I am vomiting.
吐き気があります
I am coughing a lot and have a runny nose.
咳と鼻水があります。
I can't stop throwing up since last night.
昨晩から嘔吐が止まりません。
完了形
完了形を使うことで、過去のある時点からずっとその症状で悩まされていることを言い表すことができます。
左足が2日間痺れています。
I haven't slept well for 3 months.
3ヶ月よく眠れていません。
こんな症状、英語でなんて言う?
続いて、起こりがちなさまざまな症状について、英語でなんと言えばいいかを見てまいりましょう。これらを上のフレーズと組み合わせて使うことで、英会話で正確に自分の症状を伝えることができます。
- a sore throat 喉の痛み
- a runny nose 鼻水
- a cough 咳
- a heartburn 胸焼け
- hay fever 花粉症
- constipation 便秘
- diarrhea 下痢
- a dust allergy ほこりアレルギー
- palpitations 動悸
- indigestion 消化不良
- a stiff neck 肩こり
- sore muscles 筋肉痛
- cramps 生理痛
- cold 風邪
- flu/ influenza インフルエンザ
- pneumonia 肺炎
- bruise 打撲
- cut 切り傷
- infection 感染
- inflammation 炎症
- injury 怪我
- sprain ひねる、捻挫する
- strain 筋を違える
病院・薬局での手続きで使える英会話フレーズ
海外で病院にかかるにあたって不安なこととして、手続き関係も挙げられますよね。ここでは、病院の受付・最後の支払い・薬局において、使える英会話フレーズを見てまいりましょう。
受付
日本同様、まずは問診票の記入から始まります。「Please fill in the medical questionnaire.(問診票を記入してください。)」と言われたら、ペンと用紙を受け取って記入しましょう。よく聞かれる項目について、以下に挙げます。
- family history 家族の病歴
- first visit 初診/return visit 再診
- health insurance card 保険証
問診票を書き終えて提出する際に、「Please submit your health insurance card.(受付デスクで保険証を提出してください。)」と言われたら保険証を提出します。
支払い
支払いの際は、帰国後に海外旅行保険の請求がスムーズにできるよう、しっかり受付の人とコミュニケーションを取りましょう。
保険会社に確認してください。
This receipt includes all the necessary information that your insurance company will need.
保険請求に必要な情報は領収書に含まれています。
保険が適用になるのかどうかわからない場合や、保険がいくらおりるのかわからない場合などもあると思いますが、観光客慣れしている病院では、きちんと保険請求に必要な書類をそろえて渡してくれます。ただし、用意してもらえない場合もあります。
保険のために診療内容明細書が必要です。用意していただけますか?
用意してもらえない場合は、上記のように自分から申し出ましょう。
自己負担(co-pay)は3,000円です。
Please pay by cash.
現金でお支払いください。
海外旅行保険が適用になる場合、自己負担部分は現金払いを求められることもあります。
薬局
病院に行くほどのことでなければ、薬局で薬を買って済ませることもあるかもしれませんね。そんなときに使える英会話フレーズについてもチェックしておきましょう!
薬剤師さんはいますか?
May I ask you about over-the-counter medicine?
市販薬について、質問してもいいですか?
How many and when should I take this tablet?
この錠剤は、いつ、何錠飲めばいいですか?
I have an allergy to eggs / milk / pollen.
私は、卵/牛乳/花粉アレルギーです。
自分の症状に合う薬がわからないときは、先ほどの「自分の症状を伝える英語フレーズ」を使って、薬剤師に説明するといいでしょう。
海外での急な体調不良に備えよう!
海外では、慣れない水や食べ物、日本人の身体に合わない気候などで、思わぬ体調不良に見舞われがちです。海外旅行前には、そういった不測の事態に備えて、万全な準備を整えておきましょう。
持病や既往歴に関する英語はあらかじめ身につけておこう
持病や大きな病気の既往歴がある方は、英語で説明できるように練習しておきましょう。代表的なものをいくつか挙げますので、チェックしてみてくださいね。
私は心臓が悪いです。
I have diabetes.
私は糖尿病です。
I’m pregnant.
私は妊娠しています。
海外旅行保険に必ず加入する
みなさんは、海外旅行の際、海外旅行保険に加入していますか?
「現地で使うお金のことを考えると、必要かどうかわからない保険にお金をかけるのはちょっと・・・」と思ってしまうかもしれません。しかし、体調不良やケガは予測できないものですから、いざというときにお金の心配をしなくてよくなるのは、とても大きなメリットです。持病のある方は特に、補償内容をしっかりと確認したうえで、自分に合う海外旅行保険に加入しておくようにしましょう。
ちなみに、今お持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付帯されているケースもあるかと思いますが、こうした場合も補償額をあらかじめ確認しましょう。海外では救急車も有料の場合が多く、入院費も日本に比べて高額になりがちです。1回の入院で数百万~一千万が飛んでいってしまうこともよくありますので、補償額の相場が300万円程度だといわれているカード付帯の保険で果たして十分なのかどうかは、検討の余地がありそうですね。
病院で使える英会話フレーズまとめ
海外旅行で体調悪化したとき、病院で使える英会話フレーズについてご紹介してまいりました。参考になるものはあったでしょうか?
何が起こるかわからない海外旅行、備えは万全にしておくに越したことはありませんから、今回ご紹介した英会話フレーズなども参考にしながら、安全安心に旅を楽しんでくださいね!