英語の否定文疑問文は、中学から誰もが習う基本的な表現方法です。しかし、英語の場合、否定文や疑問文の作り方は文のかたちなどに依存して変化するため、一朝一夕で身に着けられるものではありません。

そこでこの記事では、英語の否定文・疑問文の作り方に着目し、パターン別にまとめました。うろ覚えの人は、この記事をぜひ最後まで読んでみてください。

これだけは意識しておきたい!英語の否定文の作り方

まずは、英語の否定文を作るうえで必ず守るべきルールや、共通事項などを見ていきましょう。

英語の否定文で最も頻繁に登場する単語が「not」です。notには、文意をひっくり返す役割があり、否定形でよく用いられます。

これ以降で説明する文にはnotが多く出てきます。しかし実はほとんどの場合、英語の肯定文と否定文の違いはnotがあるかないかの違いだけで、単語の順番などもまったく変わりません。否定文のテンプレート通りに、あるいは否定したいものの直前にnotを置くだけで、否定文を作ることができます。また、質問の回答としての否定文もルールは変わりません。

ところで、質問に返事をする場合、「あなたはバナナを食べますか?」→「はい、わたしはバナナを食べます。」と返事をしたら、冗長でくどい印象がありますよね。そうなることを防ぐ目的で、not以降の英文を省略して回答することがほとんどです。

 Can you play the piano?
ピアノを弾けますか?
-No, I can’t.
弾けません。

上の回答に対して、can’t以下を省略せずに書いた場合、

 No, I can’t play the piano.
いいえ、私はピアノを弾けません。

となりますが、質問文と重複する情報なので、省いたほうがベターです。

また、英語では否定したい文の述語(V)が一般動詞か、それともbe動詞かで否定文の作り方が変わります。さらに、一般動詞の中でも、助動詞がくっついているかいないかでも、否定の形が変わります。

be動詞を使った否定文

be動詞はam, is, areいずれの場合も、直後にnotをつけるだけで否定文になります。

He is young.(肯定文)
彼は若い。
He is not young/ He isn’t young.(否定文)
彼は若くない。
be動詞の種類 否定形 否定形の省略形
is is not isn’t
am am not なし
are are not aren’t
was was not wasn’t
were were not weren’t

is notはisn’tに、are notはaren’tに省略できますが、am notをamn’tと表記することはできません。そのかわり、I am notをI’m notにすることはできます。

I am busy now/ I’m busy now.(肯定文)
今忙しい。
I am not busy now/ I’m not busy now.(否定文)
今忙しくない。
We are travelers.(肯定文)
私たちは旅行者です。
We are not travelers/ We aren’t travelers.(否定文)
私たちは旅行者ではありません。

一般動詞を使った否定文

つぎに、一般動詞を使った英語の否定文の作り方を解説していきます。

助動詞がない場合

助動詞がない肯定文を否定文にしたいときには、主語Sと述語Vの間にdo not(don’t)、あるいはdoes not(doesn’t)をはさみます。

I have enough time.(肯定文)
じゅうぶんな時間がある。
I do not have enough time/ I don’t have enough time.(否定文)
じゅうぶんな時間がない。

助動詞がある場合

助動詞がある場合、直後にnotをつけて否定文にします。

助動詞 否定形 否定形の省略形
can can not can’t
could could not couldn’t
will will not won’t
would would not wouldn’t
must must not mustn’t
may may not なし
might might not なし
I can speak English.(肯定文)
英語を話すことができます。
I can not speak English/ I can’t speak English.(否定文)
英語を話すことができません。

過去形・完了形・未来形の否定文

過去形、完了形、未来形の否定文の作り方もかんたんで、作り方の原則も同じです。

I went to Sapporo.(肯定文)
札幌に行った。
I did not go to Sapporo/ I didn’t go to Sapporo.(否定文)
札幌に行っていません。
I have been to Sendai before.(肯定文)
以前仙台に行ったことがある。
I have not been to Sendai before/ I haven’t been to Sendai before.(否定文)
仙台に行ったことはない。
I will text you later.(肯定文)
あとでメッセージを送ります。
I will not text you later/ I won’t text you later.(否定文)
あとでメッセージを送るつもりはありません。

パターン別、疑問文の作り方

英語の疑問文のパターンは様々ですが、基本的には、「前に持ってくるものを前に持ってくるだけ」です。何を前に置けばいいかさえわかれば、かんたんに作ることができます。

以下で、「be動詞がある場合」「一般動詞がある場合」「助動詞つきの一般動詞がある場合」の3パターンを見てみましょう。

be動詞があるときの疑問文

be動詞を含む肯定文を否定文にするときは、「S + be動詞」を、「be動詞 + S」にひっくり返すだけでOKです。

He is my father.(肯定文)
彼はわたしの父です。
Is he your father?(疑問文)
彼はあなたの父ですか?
They are students.(肯定文)
彼らは学生です。
Are they students?(疑問文)
彼らは学生ですか?

一般動詞があるときの疑問文(助動詞なし)

一般動詞が述部に使われている英文では、もとの文の頭にdo, does didなどをつければ、疑問形になります。

I have a pen.(肯定文)
ペンを持っています。
Do you have a pen?(疑問文)
ペンを持っていますか?

一般動詞があるときの疑問文(助動詞あり)

「can」や「will」などの助動詞があるときには、「S + 助動詞 + V」の形を、「助動詞 + S + V」にします。

I can fly.(肯定文)
空を飛べます。
Can you fly?(疑問文)
空を飛べますか?

疑問詞を使った疑問文

Who, when, where, what, why, howの5W1Hのことを、英語では疑問詞とよびます。この疑問詞をつかえば、yes/ no以外の質問を作ることができます。

上で説明した、yes/ no系の疑問文を作り、その文頭に疑問詞のどれかをくっつけるだけでOKです。

I played the guitar.(肯定文)
ギターを弾いた。
Did you play the guitar?(疑問文)
ギターを弾きましたか?
When did you play the guitar?(疑問詞を使った疑問文)
いつギターを弾いたのですか?

疑問をつくる頻出表現1:付加疑問文

付加疑問文は、notを加えて疑問文を投げかけることにより、「~ではありませんか?(~ですよね?)」という同意を求める英語の疑問表現です。

 Why don’t we stay here?
なぜここにとどまらないのですか?(とどまりますよね?)

付加疑問文は、回答するときにも使えます。

 Let’s go to karaoke.
カラオケに行こう。
Why not?
ぜひ行きましょう。

疑問をつくる頻出表現2:間接疑問文

関節疑問文は、主節ではない場所に疑問詞を置く文章です。

 I know where he is.
彼がどこにいるか知っています。

関節疑問文の場合、通常の疑問文とは異なり、品詞の位置が入れ替わることがありません。「I know where is he.」はNGです。

英語の否定文・疑問文の作り方まとめ

英語の否定文と疑問文はどちらも、もととなる肯定文にひと手間加えるだけで、かんたんにつくることができます。しかしながら、そのパターンはかなりの数があり、ひとつずつ正確に覚えていく必要があります。

今回紹介したパターンで、英語の否定文と疑問文の大半をカバーしていますので、ぜひすべて身につけて、実践の場でどんどん使って身につけていきましょう。

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