みなさんは、英語の接続詞をいくつご存知でしょうか?

接続詞は、文と文をつないで文章全体の流れを作る、重要な役割を果たします。そのため、接続詞がうまく使えるようになると、より自然で分かりやすい英語を話すことができるようになっていきます。

例えば日本語でも、「雨が降りだした。傘を持っていない。」と言うよりも、「雨が降りだした。でも、傘を持っていない。」と言った方がスムーズですよね。

そこで今回は、英語で頻出の接続詞について、その使い方も交えながらご紹介してみたいと思います。

接続詞には2種類ある!

まずは、英語において接続詞とはどういった役割を果たすのかを理解しておきましょう。

接続詞は、2つの文をくっつけるのに重要な役割を果たすパーツです。1文だけでは伝わりにくいなどの場合、接続詞を使って他の文を接続することによって、情報量を多くすることが出来ます。

また、英語においても、接続詞を使うことで話の方向性を示すことができ、スムーズに会話を展開していくことが出来ます。

このように便利な英語の接続詞ですが、大きく分けると2種類あります。「等位接続詞」と「従位接続詞」です。

文を前から順番に訳すことが多い「等位接続詞」

等位接続詞は、同じ役割を持った単語・句・節同士を等しくつなぐ役割をもちます。

等位接続詞の見分け方としては、「接続詞の前から後ろに向けて訳すことで、自然な流れになるか」、というのがあります。必ずしも前から後ろに訳さなければならないわけではありませんが、一つの基準として覚えておきましょう。

He went to school, and studied English.
彼は学校に行き、英語を勉強した。

この文章の場合は、等位接続詞「and」を使って、「He went to school.(彼は学校に行った。)」と「He studied English.(彼は英語を勉強した。)」の2文をくっつけていますね。接続詞の前から後ろに向けて訳していることが分かります。なお、カンマは等位接続詞の前につけます。

It rained today, but I did not have an umbrella.
今日は雨が降ったが、傘を持っていなかった。

この文章の場合は、等位接続詞”but”を使って、「It rained today.(今日は雨が降った。)と「I did not have an umbrella.(私は傘を持っていなかった。)」の2文をくっつけていますね。これも文頭から順に訳して行けば意味が通ることが分かります。

上の例では、”and”と”but”の2つを紹介しましたが、英語には等位接続詞は他にもあり、全部で7種類存在します。

for ~だから
and そして
nor ~もまた・・・ない
but だけど
or ~のどちらか
yet しかし
so だから

上記の順で接続詞の頭文字をとって、「FANBOYS」という語呂合わせで覚えましょう!

ちなみに、英語では等位接続詞は基本的に文頭では使わないというルールがあります。話し言葉やメールでは使われる場合もありますが、フォーマルな文章で使うのはNGなので注意しましょう!

文を後ろから訳していくことが多い「従位接続詞」

従位接続詞は、異なる役割をもつパーツをつなぐ役割をもちます。
主に文と文をつなぐのに使われ、「接続詞よりも後ろを先に訳すことで自然な流れになるか」という点で見分けることが出来ます。

I’ll leave as soon as I’m ready.
準備が出来たら出発します。

後ろから訳すことで自然な流れになっていることから、従位接続詞だと判断できますね。「出発する」という主節を、「準備が出来たら」という言葉で修飾(補助)しており、これも従位接続詞の特徴となっています。

I didn’t play soccer today because I had a foot injury
足を怪我していたので、今日はサッカーをしなかった。

こちらも、「サッカーをしなかった」理由を説明する文章がくっついており、後ろから訳すことで自然な流れになりますね。

いますぐ覚えられる7つの等位接続詞一覧

さて、ここでは先ほど紹介した等位接続詞「FANBOYS」それぞれについて、より詳しくご説明していきたいと思います。

for

理由を表す「なぜなら」「~だから」という意味で使います。for単体で「なぜなら」と訳すこともありますし、繋げる分の文末に「~から」とつけて訳すこともあります。

I’m happy, for today’s my birthday.
私は嬉しい。なぜなら今日は私の誕生日だから。

「今日は私の誕生日だから、私は嬉しい。」と訳しても意味が通りますね。

ところで、接続詞forは前置詞として使うこともできます。以下のような場合です。

This is a present for you.
これはあなたへのプレゼントです。

「~のための」「~に向けた」という意味の前置詞として”for”が使われています。
接続詞として使われているのか、前置詞として使われているのかの見分けるときは、後ろを確認しましょう。forの後に「主語+動詞+・・・」と続く場合は接続詞、名詞が続く場合は前置詞だと判断できます。

and

andは、「そして」や「~と・・・」という意味で使われます。後者の使われ方は言わずもがなですね。

He went to school, and studied English.
彼は学校に行き、(そして)英語を勉強した。

先ほども登場した例文で、andが「そして」の意味を持つケースです。単純に2つの単語や句、文をつなげるのに使われるため、「そして」は入れても入れなくても意味が通ることが多いです。

nor

norは、「~もまた・・・ない」という意味で使われます。「AとBのどちらでもない」を表すneitherと共に使われることが多く、単体で訳すことはありません。

She is neither beautiful nor wise.
彼女は美しくも賢くもない。

but

butは、「しかし」「~だが」という意味で使われます。単体で「しかし」と訳す時も、文末に「~が」とつけて訳す場合もあります。
話し言葉の中では文頭に用いられることもしばしばありますが、書き言葉の場合は文頭で使わないのが一般的です。

I was alone, but not lonely.
私は独りぼっちだったが、寂しくはなかった。
I went to the library, but it was closed.
私は図書館に行った。しかし閉まっていた。

or

orは、一般的には「~のどちらか」「~か・・・」という意味で使われます。この場合は単体で訳すことはありません。

Which one do you like, apple or orange?
リンゴかオレンジ、どっちが好き?

しかし、話し言葉を中心に、or単体で「さもなければ」という意味の接続詞として使う場合もあります。

Hurry up, or you’ll be late for school.
急ぎなさい。さもなければ学校に遅刻するわよ。

yet

yetは、「しかし」「~にもかかわらず」という意味で使われます。

He’s very fat, yet he’s healthy.
彼は太っているにもかかわらず、健康だ。

「彼は太っている、しかし健康だ。」でも意味は通りますね。

ちなみに、yetは使い方によって「まだ」と言う意味の副詞として使われる場合もあります。

I haven’t finished my homework yet.
私はまだ宿題を終えていない。

副詞の場合のyetは文末に来るので、見分けるのも簡単ですね。

so

soは、「~なので」「だから」と言う意味で使われます。

I can’t eat meat, so I always eat vegetables.
私は肉が食べられないので、いつも野菜を食べている。

従位接続詞はたくさんある!役割ごとに種類分け解説

さて、等位接続詞については理解できましたか?
続いて、従位接続詞について見ていきます。等位接続詞に比べて数が多いので大変ですが、役割ごとに頭を整理して覚えていきましょう!

順接をあらわす接続詞

also

「そしてそのうえ」という、情報を追加する役割を持ちます。

I did my homework, also I practiced tennis.
宿題をして、その上テニスの練習もした。

逆接をあらわす接続詞

although

「~だけれども」という、反対の意味を表す文動詞をつなぐ役割を持ちます。

Although I love him, I can’t talk to him.
彼を愛しているが、話しかけられない。

時をあらわす接続詞

after

「~した後に」という意味で、動作や出来事のタイミングを表します。

I went to school after I ate breakfast.
朝食を食べた後学校に行った。

as

「~の時」という意味で、前後の内容が同じ時に起きていることを表します。

She came into my room, as I was eating dinner.
夕食を食べている時、彼女が部屋に入ってきました。

asは使い方によって意味が変化する接続詞で、「~のように」「~だから」という意味で訳すこともあります。

before

「~の前に」という、時を表す接続詞です。

I have to finish my homework before my mom comes home.
ママが帰ってくる前に宿題を終わらせなくちゃ。

directly

「~するとすぐに」という、動作や出来事のタイミングを示す接続詞です。

I ate dinner directly I came home.
家に帰ってすぐに夕食を食べました。

till

「~までに」という、期限を表す接続詞です。

I will be here till you come back.
あなたが帰ってくるまで、私はここにいます。

条件をあらわす接続詞

considering

「~を思えば」「~を考慮に入れると」という意味で、条件を付けたい時に使います。

I think he was working hard enough considering that he was injured.
彼がケガしていたことを思えば、十分頑張ったと思う。

except

「~以外は」という意味で、話の対象から何かを除外する条件を付けたい時に使います。

He is a good boy, except that he wakes in a bad mood every morning.
毎朝寝起きが悪いことを除けば、彼はいい子です。

once

「いったん~すると」という意味で、「~したならば」という条件を付ける役割を持っています。

Once you learn how to ride a bicycle, you won't forget it forever.
一度自転車の乗り方を身に付けたら、一生忘れない。

理由をあらわす接続詞

because

「~だから」という意味で、理由を説明する文章を後ろにつづけるときに使います。

I’m so happy because he proposed to me.
彼がプロポーズしてくれたから私は幸せです。

since

「~だから」という意味で、後ろで理由を説明します。もちろん、みなさんご存知の「~以来」という意味で時を表す接続詞としても使われます。

She will select him as a leader since there is no one available.
他に誰もいないので、彼女は彼をリーダーとして選ぶだろう。

目的を表す接続詞

lest

「~しないように」という意味で、目的(~しない)を表す役割を持ちます。

I must study now lest I fail the entrance exam.
入試で失敗しないように、今勉強しなければならない。

対比を表す接続詞

like

「~のように」という意味で、何かと比べて似ていることを示す役割を持ちます。

You should solve the problem first, like he said.
彼が言っていたように、まずはその問題を解決すべきだ。

than

「~よりも」という意味で、何かと比較して程度が大きいことを表します。

She swims faster than he does.
彼女は彼よりも泳ぎが速い

接続詞のはたらきをするその他の表現

英語には、接続詞ではなくても、接続詞と同じような働きをするフレーズがいくつかあります。
ここでは、接続詞のはたらきをするその他の表現をご紹介しましょう。

相関接続詞

まずは、等位接続詞と同じ役割をする「相関接続詞」といわれるフレーズを見ていきましょう。これらは英語において大変頻出のものですので、ぜひ暗記して使えるようにしましょう。

not only A but also B(AだけでなくBも)

I play not only tennis but also soccer.
私はテニスだけでなくサッカーもする。

both A and B(AとBの両方)

I like both apples and oranges.
私はリンゴとオレンジの両方好きです。

either A or B(AとBのどちらか)

I want either pizza or hamburger.
ピザかハンバーガーのどちらかが欲しい。

neither A nor B(AもBも~ない)

I want neither pizza nor hamburger.
ピザもハンバーガーもいらない。

whether A or B(Aなのか、Bなのか/Aであろうと、Bであろうと)

I wanna know whether he is dead or alive.
彼が生きているか死んでいるか知りたい。

A as well as B(AだけでなくBも)

She is beautiful as well as clever.
彼女は美しいだけでなく賢くもある。

接続副詞

接続副詞は、その名の通り、副詞でありながら等位接続詞と同じ役割を持ちます。1語で表されるものが多いです。
一見、接続詞に見えなくもないですが、英語では文法上の種類は副詞なのです。

besides(さらに)

He ate five oranges. Besides, he drank two cups of orange juice.
彼は5つオレンジを食べた。さらに、2杯のオレンジジュースも飲んだ。

このように、文頭に接続副詞がくるときは、後ろにカンマを付けます。

however(しかし)

I like beef; however, I don't like pork.
私は牛肉が好きだが、豚肉は嫌いだ。

このように、英語では文中に接続副詞がくるときは、前にセミコロン(;)、後ろにカンマをつけます。

moreover(さらに)

She changed her hairstyle; moreover, she changed her makeup, too.
彼女は髪型を変えた。さらに、化粧も変えた。

otherwise(さもなければ)

Hurry up. Otherwise, you will be late for dinner.
早くしなさい。そうしないと、夕食に遅れるよ。

therefore(それゆえに)

She studied hard. Therefore, she passed the exam.
彼女は一生懸命勉強した。それゆえに、試験に合格した。

英語で頻出の接続詞まとめ

英語で頻出の接続詞についてご紹介してまいりました。参考になりましたでしょうか?

接続詞は、文章に流れを作ったり、英語においても会話の方向性を整えたりするのに必要不可欠なものです。数が多く、丸覚えするのはなかなか難しいですが、役割ごとに自分が一番使いやすく覚えやすい接続詞を1つずつストックしておくようにして、いつでも使えるようにしておきましょう。

特に、等位接続詞「FANBOYS」は、英語では定番かつ覚えやすい接続詞です。この機会に頭にしっかりインプットしてくださいね!

日本人の英語が片言に聞こえてしまう理由の一つが、接続詞をうまく使えていないことにあります。接続詞についてよく理解し使いこなせれば、相手に対しても流暢な英語の話しぶりという印象を与えることができるのでしょう。

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