日本語では、心配で声をかける場合も、おかしな行動を心配する場合も「大丈夫?」と聞きますよね。日本語での「大丈夫?」という言葉がカバーする範囲はとても広く、便利な言葉です。よほどのことがない限り、相手に間違って伝わることはないでしょう。

しかし、英語で「大丈夫?」がどう訳されるかはTPOや場面によってかなりのパターンがあります。間違った使い方をしてしまうと、こちらの意図とは反する形で相手に受け取られてしまったり、場合によっては相手を怒らせてしまったりすることもあります。

そこで今回は、「大丈夫」と言いたいときに使える便利なフレーズを、場面ごとにまとめてみました。ぜひ、適切に「大丈夫」を使い分けられるようになりましょう。

相手に質問するときに使う「大丈夫」

病気や怪我をした人を心配するときの「大丈夫ですか?」

病気やけがを心配するときの「大丈夫ですか?」には、「Are you OK? (大丈夫ですか?)」や、「Take care of yourself. (お体にお気をつけて)」などの表現があります。友達との会話でも、ビジネスシーンでもよく使われます。

Are you OK?」は、少々カジュアルな表現です。対して、「Take care of yourself.」は、相手や場面によらず、書き言葉でも話し言葉でも使える便利な表現ですので、覚えておくと良いでしょう。

I have a slight fever.
ちょっと熱が出てきた。

-Are you OK?
大丈夫?

I need to stay home because I’m sick
病気で学校を休まなければならない。

-Oh, take care of yourself. /Oh, feel better soon.
大丈夫?お体にお気をつけて。

何か違和感があって、「どうしたの?大丈夫?」と言いたいのであれば、「something wrong? (大丈夫?)」を使いましょう。具合が悪そうな人を見かけて声をかけたいときにも使える便利なフレーズです。

You look a little under the weather. Are you OK?
体調悪そうだけど大丈夫?

-You think so? I’m OK.
そう見える?何も問題ないけど。

予定や都合を聞くときの「時間大丈夫ですか?」

遊びや仕事などで何かの日程を調整したくて、相手の予定を聞きたいときには、「Are you available? (予定ありますか?)」や、「Are you free? (空いてますか?)」と聞いてみましょう。「available」や「free」には、「予定が空いている」という意味があるので、相手の都合を聞くときには頻繁に使われるワードです。

上記の表現は、どちらかと言えば口頭で使われやすいものですので、メールやラインなどのテキストメッセージで相手の予定を聞きたいときには、「I would like to know when you are available. (ご都合を聞かせていただきたいのですが)」と言えば、ビジネスコミニケーションでも使える丁寧な表現になります。「Are you free?」は、フランクな表現なので公式の場ではあまりおすすめできません。

Are you available this weekend?
今週末空いてる?

-Yes, I am available on both Saturday and Sunday.
はい、土日どちらでも大丈夫ですよ。

Are you free on next Thursday?
次の木曜日空いてる?

-Unfortunately, I already have a plan on that day.
すみません、その日はすでに別の予定が入っています。

また、「今、時間大丈夫?」というように、リアルタイムで相手の予定が空いてるかどうかを聞きたいときには、「Do you have time for ⃝⃝? (時間大丈夫?)」や、「Are you free now? (今、時間ある?)」というフレーズがおすすめです。今すぐに用件を伝えたいとき、今後の予定を今すぐに決めたいときなどに使えます。

Are you free now? I would like to ask you a favor. 
今時間ありますか?お願いしたいことがあるのですが。

-Yes, I am free now.
ええ、大丈夫ですよ。

許可をもらうときの「やっても大丈夫?」

仕事で許可が必要な場合には、「Can I~? (~してもいいですか?)」や、「May I~? (~してもいいですか)」の形で聞きましょう。

相手が目上の人であれば、「Could I ~」にすれば、より丁寧な表現になりますが、あまり無理して使う必要はないでしょう。

Excuse me, can I leave earlier than usual?
すみません、いつもよりも早く退出してもいいですか?

-OK.
大丈夫です。

May I come in? Do you have time now?
入室してもいいですか。少しだけ時間をください。

-OK, Sure. Come on in.
ええ、大丈夫ですよ。

気は確かかと聞くときの「大丈夫か?」

おかしなことを言う人や、明らかに常識はずれな発言をしている相手に対して、「頭は大丈夫か?」と聞きたいときには、「Are you kidding me? (冗談でしょう?)」や、「Are you crazy? (気は確か?)」といったフレーズが使われます。少々相手を見下した表現なので、仲のいい相手以外には使わないほうがいいでしょう。目上の相手に使うのはもちろんNGです。

I spent 100,000 yen on gambling yesterday.
昨日賭博に10万円つかった。

-Are you crazy?
気は確か?

I think that the height of Mt. Fuji is around 10,000m.
富士山の標高は10,000mくらいだと思う。

-Are you kidding me? 
冗談でしょ?

他には、「Seriously? (本当に?)」といった表現も使えます。

I haven’t prepared for tomorrow’s mid-term exam.
明日の中間試験の準備を何もしていない。

-Seriously?
本当に?

Somehow, I haven’t had/eaten any meals for the last 3 days.
特に理由はないけど三日間ご飯を食べていない。

-Are you insane? 
正気?

「お金は大丈夫?」

お金がなくて困っていそうな人にかける言葉は、「Do you have enough money for ~. (~のためのお金は大丈夫?)」が適切でしょう。

Do you have enough money for your trip?
交通費は大丈夫?

-Yes, I already topped up enough cash onto my SUICA card.
大丈夫、SUICAに十分チャージしてあります。

ほかには、「afford(お金を払う余裕がある)」というワードを使って以下のようにも言えます。

Can you afford your monthly rent?
家賃を払う余裕ある?

-I can barely pay.
なんとか払えます。

Can afford to ~」という形でよく使われますので、熟語として知っておくとよいでしょう。

答えるときに使う「大丈夫」

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体調を気遣われた時の「大丈夫です」

体調を心配されたときの返しとして「大丈夫です。」と言いたいのであれば、「I am recovering. (回復しています。)」や、「I am slowly getting better. (徐々に良くなっています。)」という表現がいいでしょう。書き言葉でも、話し言葉でもどちらでも使えます。「Thank you for caring about me. (お気遣いありがとうございます。)」などのフレーズを添えると、丁寧な表現になります。

また、完治したのであれば、「I am fully recovered. (完全に治りました。)」という表現も使えます。

How do you feel? Getting better? 
体調はどうですか?

-Thank you for caring about me, I am gradually getting better.
お気遣いありがとうございます。だんだん良くなっています。

You look great!
元気そうだね

-Thanks, I’ve fully recovered from illness.
ああ、病気が完全に治ったよ。

日程があいているときに使う「大丈夫です」

自分の予定が空いていて、そのことを相手に伝えたいときには、「I’m free on ~(~日が空いてます)」や、「I’m available on ~(~日に都合がつきます)」などの表現が便利です。先述した「Are you available/ free?」に対する応答としても使えます。口頭でもメールでもどちらでも使える表現です。

Are you free this evening?
今日の夕方空いてる?

-Yes, I’m free after 4 pm.
はい、4時から空いてます。

相手に許可を与えるときに使う「~しても大丈夫です」

こちらが部下などの聞き手に対して、「どうぞ○○してください」「〇〇してもいいですよ」という意味で「大丈夫です」と言いたいときには、「Please feel free to ~ (~してもかまいません)」や、「Don’t hesitate to ~(遠慮なく~してください)」が便利です。何かをレクチャーしたり、デモンストレーションを行うような場合によく使います。

Feel free to take notes during the lecture.
講義中でもご自由にメモを取ってください。
Don’t hesitate to ask me if you have any question.
何かあれば、遠慮なく質問してください。

いらないときの「大丈夫です」

レストランやホームステイ先などで、おかわりや追加はいかが、と聞かれた際、「(必要ないので)大丈夫です」と言いたいときには、「No thank you. (必要ありません。)」や、「Thanks but I’m full. (おなかが一杯なので、大丈夫です)」を使うとよいでしょう。あいまいな表現をしてしまうと、いらないという意思が相手に伝わらないので、はっきりと答えるようにしましょう。

Would you like another one?
すみません、おかわりはいかがでしょうか?

-No thank you, I’m fine.
ありがとう。でも、おなかが一杯なので大丈夫です。

Hi, we are giving a demonstration of our new products over there. Would you like to come and take a look?
すみません、あちらで最新商品のデモをやっているのですが、ちょっと見ていきませんか?

-Sounds good, but I’ve got to go now.
ありがとう、でも大丈夫です。

現状で問題ないときに使う「そのままで大丈夫です」

現状で問題ないときに使う「大丈夫です」を伝えるときには、「Everything is fine. (大丈夫です)」や、「Everything is under control. (何も問題ありません。)」が便利なフレーズです。ただし、「Everything is under control」は少々かたい表現ですので、日常で使うシーンはあまりないかもしれません。

もっとシンプルに言いたいのであれば、「All OK.(すべて問題なし)」でも伝わります。

Did you book a conference room for the upcoming meeting?
次の会議のために会議室をアレンジしれくれた?

-Yes of course, Everything is fine.
もちろん、すべて大丈夫です。

The machine’s alarm is ringing, are there any problems?
機械からアラームが鳴っているよ、何か問題があるのでは?

-No, everything is under control.
いいえ、何も問題ありません。

また、「その状態から手を加えなくても大丈夫です」と言いたいときには、「Leave them as they are. (そのままにしておいて大丈夫です。)」といった表現も使えます。

こだわりがないときの「どちらでも大丈夫です」

AとBどちらにしますか? といった二者択一系の質問や、3つ以上の中から選ぶように言われた際に、どれでもいいと答えたいなら「Doesn’t matter. (どれでも大丈夫です。)」や、「Either one is OK. / I’m fine with anything.(どれでもいいです。)」などのフレーズを使いましょう。特に好みがなく、何が出てきても大丈夫、という意味で伝わります。

Which one would you prefer, tea or coffee?
お茶とコーヒーどちらがいいですか?

-Either one is OK.
どちらでもいいですよ。

ほかには、「 It doesn’t matter for me.(どれでも大丈夫です。)」なんてフレーズもあります。意味は「Doesn’t matter.」や「Either one is OK」とほとんど変わりません。

Would you like to go first or should I?
あなたが先に行きますか?それともわたしが?

-Either way is fine with me / It doesn’t matter for me.
どちらでも大丈夫です。

ひとりでできるときの「大丈夫です」

May I help you? (手を貸そうか?)」のような、誰かが助けを差し出しているとき、その必要はありません、大丈夫ですと言いたいときには「I’m alright, but thank you anyways.」を使うと便利です。

買い物中に店員さんに話しかけられたり、何かの勧誘に誘われたりしたときに使えます。「No thank you, I’m alright.」と言えば相手に失礼なく伝わります。

May I help you sir?
何かお手伝いしましょうか?

-I think I’m fine, thanks though.
ありがとう、でも大丈夫です。

励ますときに使う「大丈夫」

ミスした人を励ます「大丈夫だよ」

Don’t worry. (心配しないで)」や「It’s not a big deal.(気にしないで)」などのフレーズが便利です。

チームスポーツでミスをした人や重要なシチュエーションで失敗してしまった人に対して、「大丈夫だよ、気にしないで!」と言いたいときにはこのフレーズが便利です。

I made a big mistake in the last game, sorry.
この前の試合で大きなミスをしてしまった、すみません。

-Don’t worry and take it easy.
気にするな、楽にいこう。

他には、「Never mind.(気にするな。)」や、「No worries.(心配するな。)」なども同様に使えます。意味は上で紹介したものとほぼ同じです。

I spoiled all of the ingredients in the fridge. 
冷蔵庫の中の食材をダメにしちゃった。

-It’s all good.
気にするな。

Oops, I accidentally sent a wrong email to my boss.
あちゃ、間違って上司にメールを送ってしまった。

-No worries.
心配するな。

難題に立ち向かうときの「きっと大丈夫だよ!」

ここ一番の大勝負に臨もうとしている人を元気づけたいのであれば「Be confident, you will be fine. (大丈夫、自信をもって)」という言葉をかけましょう。スポーツの試合や受験などを目前にして怖気づいている人を元気づけたいときには、この「大丈夫」が一番です。あまり使う機会はないかもしれませんが、覚えておくといいです。

I am getting nervous about the next game.
次の試合、緊張してきた。

-Just be confident, everything should go well.
大丈夫、すべてうまくいくよ。

その他のシーンで使う「大丈夫」

若者がよく使うフランクな挨拶でもある「What’s up? (やあ、どうした?)」も、親しい中での挨拶として使われますが、「大丈夫?」という意味にもなります。

What’s up? You look so stressed out.
大丈夫?疲れているみたいだけど。

-I can not focus on anything because I could not sleep well last night.
昨晩よく眠れなくてね、全然集中できない。

中学校で習う定番表現である「What happened? (何があったの?)」というフレーズも便利です。事故や事件など、何かびっくりするような出来事が起きたときに使えます。

直訳すれば「何が起きたの?」ですが、「大丈夫?」という意味でも使えます。

What happened, sir? You are bleeding!
大丈夫?血が出ているじゃないか!

-Oh, I scraped my knee by accident.
ああ、誤って膝をすりむいてしまったよ。

何かでトラブルが生じているときに声がけするなら、「Is everything OK? (大丈夫?)」を使いましょう。改札で立ち止まって動けない人や、道端で困ってあたふたしている人を見かけたら、この言葉を使って声をかけてみるといいでしょう。

Is everything OK? You seem to be struggling with something.
大丈夫?何かにてこずっているみたいだけど。

-I am trying to fix my air conditioner, but it’s not going well so far.
エアコンを修理しようとしているのだけど、なかなかうまくいかなくてね。

日本人にもなじみがあるフレーズの「All right.」は疑問文でも肯定文でも使えます。

こちらから、「大丈夫?」と聞きたいのであれば「All right?」と疑問形で、こっちが「大丈夫です。」と言いたいのであれば「All right.」と肯定文で言います。

日本語でも、バックする車を誘導したりするときなどに「オーライ、オーライ」と言いますが、これがルーツです。

Excuse me can I ask you a favor.
すみません、お願いしたいことがあるのですが。

-All right, please ask me anything.
どうぞ、何を聞いてもいいですよ。

何かを確認して、「大丈夫そうだな」と言いたいときには、「It looks fine. (大丈夫そうだね)」や、「It looks OK. (よさそうだね。)」と言えます。監視したり統率したりする立場の人が良く使うフレーズです。

Your project is running as scheduled, it looks fine.
君のプロジェクトは予定通りに進んでいるね、大丈夫そうだな。

ほかにも、「Do you have any problems?」や、「Is there any problem?」といった表現もあります。

Do you have any problems?
何か問題ある?

-So far, so good.
今のところ、特に問題なしです。

Is there any problem?
何か問題ある?

Well, I have one thing to report. The air conditioner is not working properly.
一つ報告事項があります。エアコンが故障しているような気がします。

まとめ

いかがでしょうか。日本語では「大丈夫」という一言でシンプルに表現できてしまうものでも、英語では用途やシーンによってたくさんの使い分けがあることが理解できたかと思います。特に、ビジネスシーンなどのフォーマルな場で使われるものなのか、友達などの仲の良い人の間限定の言葉なのかの使い分けが肝心です。

ぜひ、「大丈夫」の英語表現のバリエーションを増やして、英会話に役立てましょう。英語表現のストックは会話力に直結しますので、「大丈夫」のみならず、ほかのフレーズもどんどん覚えていきましょう。

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