外資系のみならず、最近では日系企業でも公用語を英語としている企業があり、これら企業の採用プロセスに英語面接は必ず含まれているといってよいでしょう。また、外資系への転職を予定していない方も、いつ英語面接を受けることになっても対応できるよう、ある程度の英語力は身に着けておくべきです。

「日本語の面接でさえ緊張するのに、英語面接なんて無理!」と怖気づいてしまいそうですが、きちんと対策すれば英語に自信がなくても対応できます。面接で求められる英語力はネイティブレベルではないので、英語の技能が十分でなくても突破できます。

今回は、初級者・中級者向けに、英語面接の流れやよく聞かれる質問、対策法などを解説します。

英語での採用面接。初対面の挨拶はどうする?

まずは面接室に入り、面接官とファーストタッチです。ノックは2, 3回して、「May I come in?(入室してもよろしいでしょうか)」と言いましょう。「Yes Please.(どうぞ)」あるいは、「Of course.(もちろん)」などといった相手の反応を聞いてからドアを開けて入室するようにしましょう。

日本の面接対策では、「コンコン、ガチャ、失礼します。」のように、相手の反応を待たずに入室するように教わることがありますが、英語面接ではいきなり入室はせずに、何かひとこと言ってから入るのが良いでしょう。

また、面接官と交わす挨拶は、「It’s my pleasure to meet you.(お会いできてうれしいです)」や、「Thank you for giving me the opportunity(このような機会を下さり光栄です)」が一般的です。過度にへりくだればいいというわけではないので、自信をもって堂々と挨拶をしましょう。相手の名前を呼ぶときは、役職名などもきちんと添えてラストネームで呼びましょう(ファーストネームで呼び合うことを許可された場合は、ファーストネームでも可)。

Howdy!(やあ!)」や「What’s up?(最近どう?)」のようなフレンドリーすぎるフレーズは絶対に使わないようにしましょう。これらの表現は仲のいい友人、あるいは、ビジネスパートナーでもかなり親密で対等な関係でなければ使えません。

さらに、英語面接で意識しておくべきこととして、握手による挨拶があります。日本の場合は「お辞儀」が一般的ですが、海外の方だとお辞儀ではなく握手をすることが多いです。しっかり相手の目を見て握手をすれば、間違いなく好印象になります。思いきってこちらから握手を求めてもいいでしょう。

「Have a seat.(座ってください)」と言われたら着席しましょう。何も言われないまま勝手に座ってしまうのはマイナスポイントになってしまいますので、注意しましょう。

英語面接の本題に入る前の雑談。何を聞かれる?

How long did it take to reach here? (ここにはどれくらいで着きましたか?)」や、 「It is very cold isn’t it? (とても寒いですね)」など、最初のやり取りでは面接の本題に直接関係のない雑談になることが多いです。

本題前の雑談は、肩の荷を下ろすためのアイスブレイク的な役割もあるので、ウォーミングアップとして取り組みましょう。もちろん、聞かれたことのみに答えるのではなく、こっちから積極的に話しても大丈夫です。

英語面接での自己紹介。あなたのスキルや経験の話し方。

「Tell me about yourself. (あなたのことについて教えてください)」は、どんな面接でも必ず聞かれる質問だと思っていいでしょう。

日本語面接でも同じことが言えますが、回答する際には重点や要点を先に話すのがポイントです。シンプルに、かつ中身のある回答を意識しましょう。例えば、「The key point is ~(重要な点は~です)」と冒頭で述べれば、これから大事なことを述べるということがすぐに伝わります。冗長な表現や回りくどい表現を多用していると、面接官もポイントを理解できません。

また、何ができるかを言いたいときは、難しい言葉を使わずとも、「I can ~(~ができます)」で十分です。例えば、「I can code Java and C language at intermediate levels(JavaとC言語が中級程度に書けます)」といった中学レベルの表現で完結しても問題なく、むしろシンプルでわかりやすい内容になるでしょう。

学歴や職歴などの経歴を説明する際も、「I previously belonged to ~(~に所属していた)」や「I have worked/ studied in ~(~で働いていた、~で勉強していた)」などの便利なフレーズがありますので、テンプレートとして利用してみてください。

I have studied theoretical physics in A University and got a master’s in science 
A大学で理論物理学を学び、修士号を取得しました)

I have worked in B company as a chief manager for several years
B社で主任として数年間働いていました

また、大学や前職で何をスキルとして得たか、何を学んだかも併せてアピールするといいでしょう。ポテンシャルをアピールすることも大事ですが、いま何ができるか、といった現時点での実力やスキルをアピールすることも重要になってきます。

英語での面接。志望動機はどう話す?

英語面接を受けるにあたって、「Why are you interested in this company?(弊社に興味を持った理由はなんですか?)」 や、 「Why do you want this job?(なぜこの職に就きたいのですか?)」といった「志望理由」を聞かれた場合の対策は必須です。

なぜその会社に魅力を感じているのか、自分のスキルや能力がどう生かされるのか、自分が生み出せる価値は何かをしっかりアピールしましょう。なかでも外資系企業では特に、その人材がどのような価値を生み出すか、ということに重点が置かれることが多いです。

I’m very impressed with your company because ~.(私は御社に対して感銘を受けました、なぜなら~)」や、「I applied to this job because~.(私がこの職に応募した理由は~)」などのフレーズで回答を始めるのが一般的ですので、テンプレートとして利用してみてください。理由を述べる際も、冗長な表現ではなく短くシンプルに表現することを忘れないようにしましょう。

英語の採用面接。よく聞かれる質問は何?その回答は?

英語面接でよく聞かれる質問としては、以下のようなものが多いです。

Tell me about yourself.
あなたのことについて教えてください

Why do you want this job?
なぜこの仕事を希望しているのですか?

Why should we hire you?
あなたはどのようにこの会社に貢献できますか?

What is your weakness/ strengths?
あなたの長所/ 短所は何ですか?

How can you contribute to our company?
あなたは会社にどのように貢献できますか?

Do you have any question?
あなたからの質問はありますか?

それぞれの質問に対して、自分のスタンスや主張を簡潔に面接官に伝えるように心がけましょう。面接を通じて、会社があなたを雇うことで得られるメリットを明確にする必要があります。

また、聞いていることがわからなかったらしっかり聞きなおしましょう。聞き直すことは失礼ではありません。むしろ、半端な理解でわかったふりをしながら話を進めるほうがミスマッチを生みやすくなり危険です。

面接の終了時は次の面接の日程などの事務連絡や逆質問、場合によってはその場で仕事のオファーがあったりもします。確認しておきたいことがあればこのタイミングですべて聞いてクリアにしておきましょう。

英語面接の最後の挨拶の方法は?

面接室を出るときは、感謝を述べたうえで別れの挨拶をしましょう。「Thank you.」だけでも問題ありませんが、 「Thank you very much for your time.(お時間ありがとうございました)」などの丁寧な表現を使うと好印象になります。

英語の採用面接。日本の面接との違いは何?

基本的には、使われる言語が異なる以外は日本語における採用面接と大差ないと思っておきましょう。挨拶の仕方などで文化的な違いは出てきますが、いかに自分の強みをアピールするかが重要ということは、両者で共通です。

外資系企業の英語面接まとめ

英語面接は慣れていない方が多く、自分にできるかわからず恐れてしまうことはあるでしょう。しかし、質問内容や答え方のテンプレートを抑えて対策をきちんと行えば、英語面接が初めての方でも安心して本番に臨むことができます。まずは面接の流れを理解し、そして場面に応じた適切な回答を豊富に準備しておきましょう。自信をもって英語面接に挑んでください!

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