働き方改革や働き方の多様化が後押しされており、時間や場所に縛られない「フリーランス」という働き方も最近では注目を集めています。スキルやノウハウを収入に変えるフリーランスの仕事の中には、英語という語学力を武器にするものも数多くあります。

そこでこの記事では、英語力を活かせるおすすめの職種を8つ紹介していきます。どの仕事にも独自の強みがあります。メリットデメリットを吟味して、仕事選びの参考にしてみてください。

語学スキルが業務に直結!英語を活かせるフリーランスの職種8つ

語学スキルを活かせるフリーランスの職種を紹介していきます。

翻訳

翻訳は、英文で書かれた文章を日本語に変換する、あるいは日本語を英語に変換する、という処理を行う仕事です。母語(日本語)と英語の2つの文章を処理するので、高度な英語力はもちろんのことですが、日本語力も求められます。

翻訳対象はさまざまであり、ブログ記事やメールなどの軽い文章から、契約書、計画書などのドキュメントまで多岐にわたります。工学や医療など、特定の専門知識を有しているのであれば、それを活かして論文翻訳などを受注することもできます。

最近ではAIを用いた機械翻訳が台頭してきていますが、まだまだ人間には及ばないのが現状です。クライアントに好まれる高度な文章を作文できればAIと差別化することも十分可能であり、今からスタートする価値が十分にある仕事といえます。

翻訳会社の社員として働くというスタイルもありますが、フリーランスとして働く翻訳者のほうが圧倒的多数です。翻訳会社やエージェントなどの求人を経由して、「トライアル」という実技試験を通過すれば、翻訳の仕事を受注できるようになります。

英語講師

TakeLessons com

第二外国語を学習したいクライアント向けに、英語のレッスンを提供する、講師業やコーチングもフリーランスの仕事として人気です。

最近では、スキルを兼ね備えた講師と学びたい客層をつなぐマッチングサービスなども数多くあるので、これをうまく使えば講師業を収入源にすることもできます。国内のサービスであれば、スキルのフリマとして知られる「ココナラ」などが有名です。プラットフォーム上で英語を使ってやり取りできる自信があるのであれば、「takeLessons.com」などの外資系のマッチングサービスを利用できます。

特に、海外市場をターゲットとしてプラットフォームを利用すれば、非日本人に日本語を教える事業を行うこともできます。

また、エージェントを介すると手数料がとられますが、自身でウェブサイトやYouTubeチャンネルを作成して集客を行い、クライアントを集めることができれば、売り上げの100%を自分のものにできます。

また、以降で解説する「教材開発」の事業とうまくリンクさせて、生徒として獲得したクライアントに自身が開発した教材を購入してもらう、あるいは逆に、教材を購入してもらった生徒をコーチングに誘導する、といったやり方も可能です。

小学校英語指導者

小学校では英語教育が必修化されており、英語のスキルに長けた非常勤の小学校英語指導者の需要が年々高まっています。小学校英語指導者資格という資格が求められるためハードルは少々高めですが、需要が安定しているため、おすすめの仕事です。

また、英語力はもちろんのことですが、子どもとのコミニケーションスキルも求められる仕事です。小学生に教える英語は、英会話スクールのようなかっちりとしたものではなく、歌やダンスなどを混ぜた遊戯のようなものであることがほとんどです。

教材開発

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インターネットをはじめとするIT技術の進歩により、だれでも気軽に情報発信ができる時代になり、教材を開発して出版するというビジネスへの参入障壁も低くなりました。英語教材もこの例にもれず、学習ノウハウを教材として提供するというビジネスモデルも今ではポピュラーです。

ネットが台頭する以前であれば、教材を作るとなると出版社を介する方法しか利用できず、選択肢も非常に狭いものでした。今では紙ベースの教材はもちろん、電子書籍、YouTubeを利用した動画教材、マンツーマンレッスンなどを提供するサブスクリプション型の教材など、多種多様なメディアを利用できます。

また、ほかのワークスタイルとは異なり、一度教材をリリースしてしまえば、手を動かさずとも、印税などの継続的な収入が期待できます。当たりはずれの差が大きな仕事ですが、腕に自信があるのであれば、挑戦する価値は十分にあるといえるでしょう。

ツアーコンダクター(添乗員)

外国人観光客などに付き添って通訳や、観光施設での事務的やり取り、ガイドを行うツアーコンダクターの仕事も、語学力を生かせる仕事です。

派遣会社などに登録して働くスタイルが一般的であり、出来高制で出勤などもないため、非常に自由度の高いワークスタイルになっています。報酬も総じて高く、この仕事1本で生計を立てることも可能です。

また、語学系資格で唯一の国家資格である通訳案内士の資格を習得すれば、通訳案内士として有償で通訳ガイドを行うことができるようになります。

ライター

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日本を訪れる外国人観光客の数は年々増え続けており、日本の観光スポットなどのローカル情報を英語でまとめたブログ記事や動画字幕作成のニーズが高まっています。

プロとして通用する優れた英作文の力があれば、この手のメディアに英文記事を寄稿して稼ぐことが可能です。メディアの運営元にライター人材として登録して、定期的に文章を寄稿する、というスタイルが一般的です。

日本法人が運営するメディアと、海外法人が運営するメディアがあります。腕に自信があるのであれば、外資系のメディアへの登録を目指しましょう。

また、寄稿ライターとしてではなく、自身でブログを設立して、ブロガーとして働くスタイルも可能です。芽が出るまでかなりの時間がかかり、また不確実性も高いためリスクがありますが、挑戦する価値はあります。

ビジネスアシスタント

ビジネスアシスタントは、文書作成や問い合わせ対応、連絡調整などを英語で行う仕事です。通訳的な側面もありスキルが求められますが、行う仕事は事務作業全般なので、ほかの仕事と比較した場合にはそこまでの高収入は望めません。

ですが、隙間時間などを駆使してリモートで仕事ができるので、英語力に自信がある主婦などに人気の職種となっています。

トレーダー

最近日本国内でも、転売(せどり)が副業として人気を博していますが、語学に自信があるのであれば、貿易仲介や輸出入取引もおすすめの仕事です。

この仕事は、国内で完結しがちなせどりの世界版のようなものです。eBayなど英語圏のECサイトの英語を正しく読みこなし、難なく取引できる程度の英語力があれば参入できるので、上で解説した仕事と比較すれば、参入障壁は低いものになります。

保有スキルが多いほどフリーランスの年収も上がる

フリーランスの収入は、作業量とスキルに大きく依存します。会社員のように、毎月一定額の固定給が入るわけではないので、スキルアップや成長が常に求められます。

フリーランスの月収の相場は、だいたい20~50万程度に落ち着くようです。ですが、フリーランスの収入には上限がなく、1000万、2000万と青天井で収入を伸ばすことも可能です。

英語系のスキルは今も昔も需要が安定しており、市場が求めるスキルを持っていれば継続的に稼ぐことが可能です。ですが、今ではAIなど機械翻訳の技術が進歩しているため、今後はただ単純に英語ができるだけ、という人材の価値は薄れていくかもしれません。

そのため、英語以外、プラスアルファのスキルを身につけておく必要があります。マルチスキルを身に着けておけば、たとえ英語そのものの力が今一つでも、希少価値を出したり、競合と差別化したりするのが容易になります。

英語を活かしたフリーランスの始め方

freelancer

フリーランスの仕事を始める際に特にしなければならないことはなく、極論「私はフリーランスです」と名乗るだけでOKです。ですが、税制面で有利になる青色申告ができるようになる「開業届」と「青色申告承認申請書」はセットで出しておきましょう。

「開業届」と「青色申告承認申請書」の手続きを行う

開業届は、原則事業を始めてから一ヶ月以内に、青色申告承認申請書は青色申告をする事業年度の3月15日までに出すことになっています。

どちらも税務署の窓口で手続きをします。書式は窓口に置いてあるので、印鑑を持って行くだけでOKです。特に難しいことはなく、5分足らずで完了するものなので、フリーランスになろうと思ったらなるべく早く済ませてしまいましょう。

仕事環境を整備する

会社では備品やソフトウェアなどはすべて支給されますが、フリーランスであればすべて自前で用意する必要があります。パソコンやデスクなどをもともと持っている、という人は多いと思いますが、会計ソフトや専用アドレス、名刺などは、ほとんどの場合、新規に作る必要があります。

営業活動やクラウドサービスで仕事を探す

コネがない駆け出しフリーランスにおすすめなのが、ランサーズやクラウドワークスをはじめとするクラウドソーシングサイトです。フリーランスは営業から納品まで、すべてを1人でこなす必要がありますが、この手のプラットフォームを利用すれば手間なく営業活動ができます。

英語に自信があるのであれば、英語圏をターゲットにしたUpworkFreelancerなどの外資系クラウドソーシングサイトを使ってみてもいいでしょう。

フリーランスでできる8つの仕事まとめ

英語力を駆使してできるフリーランスの仕事は数多く、今回紹介したもの以外にも多くの仕事があります。また、英語学習や語学留学といったような、これまで英語にかけた投資額をフリーランスの仕事で回収することもでき、非常に魅力的なものになっています。英語に自信があるのであれば挑戦する価値はありますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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