日本人はリスニングが苦手とよくいわれますが、その原因は意外なところにあるようです。単語を暗記しても英文法を覚えても、大きく立ちはだかるリスニングの壁はどのように克服すればよいのでしょうか。今回はリスニングが上達するおすすめ勉強法をご紹介します。

1.初心者にありがちな英語のリスニングが上達しない原因

TOEICや英検で好成績を収めていても、ニュースや海外ドラマの英語のセリフが聴き取れないという方がいます。英語を毎日浴びるように聴いても、ちっともリスニング力が向上しないという方もいます。リスニングの上達につながらない学習方法はかえって伸び悩みを招きかねません。ここではリスニングの上達を妨げる原因について見ていきましょう。

1-1.意味を理解しようとするから

人が言葉に耳を傾けるのはその意味を理解するためですが、意外なことにそうした意識はリスニング力の上達を妨げる原因となります。なぜなら「意味は音を聴き取れて初めて理解することができる」からです。

例えば、RとLの発音の聴き取りができていない段階で、Rightなのか Lightなのかと意味を考えたところで正解に行きつくことは困難です。

正しく理解するためにはまず聞こえてきた音がRかLかを判断することが先決です。その場合、必要なのは意味とは無関係に音を聴き分ける能力です。音を聴き分けるべき段階で意味に気を取られてしまうと、いつまでたっても音の違いに気づくまでに至らず、リスニング力の上達を妨げる結果となってしまいます。意味を理解するのは音の聴き分けができるようになってからと心がけましょう。

1-2.聴きながら和訳も見てしまうから

吹き替えなしの洋画をたくさん観ているから耳が英語に慣れていると思っている方は少なくありません。しかし、日本語の字幕を見ている場合、リスニング学習としてはあまり意味をなさないことを理解しておく必要があります。なぜなら、日本語を目で追っている間は耳に入ってくる音に集中することは難しいからです。

英語学習も兼ねて洋画を観るなら、音を聴き取った後の確認作業として字幕を見るようにするべきです。日本語字幕を眺めながら英語を聞き流すだけでは、どれだけ映画を観ようとリスニング力が上達することはないでしょう。

1-3.英語をたくさん聞き流しすればいいと思っているから

英語をたくさん聴いて慣れることがリスニング上達のコツとよくいわれますが、英語の音声さえ聴いていればいいというわけではありません。音声は聴くたびに正しく聴き取れているか確認してこそ意味があるのです。発声された英語を正しく認識できて初めて音を聴き取れたといえます。ただ聞き流しているだけでは雑音と同じです。その抑揚やリズムが耳に残ることはあっても、音自体が正しい言葉で認識されなければ英語理解につながることはありません。

リスニング力をアップさせたいなら大量に聞き流すよりも、同じ文章を繰り返し聴き、正しく音を聴き取れるようになることが大切です。

1-4.「聴いて終わり」はNG

意味よりも音に集中することがリスニング力アップには大切ですが、意味がわからない単語をそのままにしておくことも賢明ではありません。正確に音を聴き取れたら、今度は意味を知る必要があります。RightのRかLightのLかの確認作業の結果Rだと判明したところで、意味を知らなければ会話になりません。音を正しくキャッチした上で、正しい意味を理解しないと英会話は成り立ちません。知らない単語が耳に入ったら、音の聴き取りをした後にきちんと意味まで調べるようにしましょう。

英語でのコミュニケーション能力をアップさせたいなら、まずは正しいやり方でリスニング力を身に付けることが大切です。相手の言っていることがわからなければ、コミュニケーションに支障が出ることは明白だからです。

1-5.リスニングに必要なのは「正しく音を聴きとってから意味を理解すること」

ここまでをまとめると、英文を聴き取れない主な理由は大きくわけて2つあります。ひとつは単語の音が聴き取れない場合、もうひとつは音は聴き取れても意味がわからない場合です。

単語の音が聴き取れないのは、英語を言葉として認識しておらず、雑音として処理してしまっている可能性もあります。その場合、英語を聴く機会を増やす必要がありますが、「1-3.英語をたくさん聞き流しすればいいと思っているから」でも述べた通り、英語を聞き流すだけではリスニング力は上達しません。また、音を正しく聴き取れても意味がわからないのでは、英文を聴き取れていないのと同様です。そのため、音を聴きとった後に、その意味も正しく理解できなければいけません。

その意味を理解する段階で日本人にとって最大の難関となるのが「リエゾン(liaison)」、あるいは「リンキング(linking)」と呼ばれる連音です。

例えば「can」の音は「キャン」ですが、「can I」となると「キャナイ」となります。英語は単語がつながると音が変わることがあり、「キャナイ」という音が聴き取れても、「can I」と結びつけることができなければ、意味はわからないままになります。

英語のリスニングには連音を聴き取ることが必要技能となるのです。リスニングの上達には音を正確に聴き取ると同時に、音と意味を一致させる知識も必要になります。

2.簡単にできる! リスニングおすすめ勉強法

英語を聴き取れるようになるにはどのような練習法があるのでしょうか。簡単にできるリスニング勉強法について見てみましょう。

2-1.YouTubeで日常英会話の多い海外動画を見る

洋画鑑賞もリスニング力アップの教材として役立ちますが、1~2時間は視聴し続ける必要があります。リスニングの教材として見る場合、音への集中が求められますが、映画1本見終わるまでずっと集中し続けることは並大抵のことではありません。

そこで、映画の代わりにおすすめなのがYouTubeの動画です。ネイティブスピーカーに限らずさまざまな背景を持つ外国人の動画がアップされており、短時間のものも多数あるからです。スキマ時間に見るのにもってこいな上に、国によって異なる発音の違いにも触れることができます。日常会話が多いものなら使われていたフレーズをすぐに使えますし、会話文の英字字幕がついていれば聴き取った音の答え合わせもできます。

2-2.無料英語アプリを教材にする

教材選びに迷ったら無料英語アプリもおすすめです。英語リスニング用のアプリにはさまざまな種類があります。TOEIC対策アプリや、2020年に小学校で英語学習が必修化される予定に備えた小学生向けのアプリまであります。自分の目的に合ったアプリを探してみましょう。初心者のうちはリスニング内容が英文字幕で確認できるものや、日本語訳がついているものが便利です。慣れてきたら文字情報に頼らないものに切り替えていきましょう。

2-3.目をつぶって聴くことに集中する

音源を聴く際は目をつぶるのがおすすめです。視界から情報が入らなくなることで音に集中しやすくなります。できれば音源以外の雑音をシャットアウトするためにヘッドフォンやイヤホンを使用しましょう。人の聴覚は雑音があるとどうしてもそちらに気を取られてしまいます。

初心者はとくに、音に集中することに慣れていないため、音源以外の情報はカットする工夫をした方がよいでしょう。映画を教材にする場合も同様です。すでに何回か観たことがあるものは、目を閉じて音声だけを聴くようにしましょう。映像表現があると視覚情報で補完してしまうこともあり、リスニングの訓練としては効率的とはいえません。

3.大学入試センター試験(共通テスト)のリスニング対策も役立てる

大学入試のセンター試験(2020年度からは大学入学共通テスト)の英語は、基本的なリスニング力が必要となるリスニング問題も出題されます。さまざまなリスニング対策の参考書やサイトがあるので、学習しやすいかもしれません。テスト勉強や受験英語対策などで日本式の英語学習に慣れているならセンター試験(共通テスト)用のリスニング対策を取り入れてみるのもよいでしょう。

4.リスニング力をもっとアップさせるコツは?

さまざまな方法をご紹介してきましたが、このほかにも有効な学習法があります。英語学習者がリスニング力をさらにアップさせるコツをまとめてみました。

4-1.語彙を増やす

豊富な語彙を持つこともリスニング力をアップさせるのに効果的です。わからない言葉が出てくるとどうしてもそこに引っかかってしまい、続く言葉を聴き逃してしまいます。知らない言葉は音への集中力を妨げます。語彙を増やしていくことで音声をスムーズに聴き取れるようになります。

4-2.聴いた通りに発音する

英語を聴き取ったそばから聴いた通りに発音するのも有効なリスニング力強化法です。音のすぐあとに影(shadow)のように追いかけて発音するため、これを「シャドーイング」と呼びます。言葉の意味は考えず、音だけに集中して聴いた通りに真似してみることが大切です。これを繰り返すことで英語の音やイントネーション、スピードに慣れ、リスニング力がアップします。

もっとも英語初心者には難易度が高いため、慣れないうちは「ディクテーション」から始めるのがおすすめです。ディクテーションとは文章を1文ずつ聴いて紙に書き取ることをいいます。書き取る際もスペルミスなどはあまり気にせず、音に集中するようにしましょう。音を真似ることで発音練習にもなり、リスニングだけでなくスピーキングのトレーニングにもなります。

4-3.自分のリスニング力に合った教材を使う

リスニング上達には教材選びも大切です。いきなり専門用語ばかり出てくる映画を教材に選んでも、おそらくほとんど聴き取れずに終わってしまいます。自分のリスニング力に合った教材を使うことを心がけましょう。

初心者なら子どもを対象にした教材を選ぶのも一つの手です。ディズニーアニメを吹き替えなしで視聴したり子ども向けの短編動画を鑑賞したりするのもよいでしょう。

5.vipabcのオンライン英会話は12段階のレベル設定!

リスニングは英語を浴びるように聞き流したからといって上達するわけではありません。音を正しく聴き取れるようになり、さらに即座に意味が理解できるように語彙を増やしていく必要があります。何事も段階を踏んで少しずつステップアップしていくことが大切です。

効率よくリスニング力を上げたいと思ったら、vipabc(ブイアイピーエービーシー)のオンライン英会話がおすすめです。

vipabcではレベルを12段階に設定しているため、無理なくステップアップしていくことができます。しかも初期レベルによって2~5段階のレベルアップを保証しており、万が一期間内に目標を達成できなかった場合は、無料でレッスンを継続することも可能です(規定あり)。また、期間内に目標達成し、所定の条件を満たしていれば奨学金をもらうこともできるため、モチベーションを失うことなく取り組めます。

プロの指導が受けられるのもこうした英会話教室のメリットです。これまでリスニング学習に挫折してきた方は無料体験レッスンをまずは申し込み、自分に合っているか確認してみましょう。

オンライン英会話でスキマ時間にリスニング力アップ

多くの日本人を悩ませるリスニング。読み書きはできるようになっても、リスニングで挫折したという声はよく聞かれます。リスニング力を上げるには英語の音を正確に聴き取ることがとても大切です。そのためには英語を繰り返し聴く必要がありますが、学生時代とは異なり、社会人になると仕事に追われてまとまった時間が取れない方も少なくないでしょう。

そんなときは、いつでもどこでもレッスンを受けることができるオンライン英会話を活用して、スキマ時間を英会話学習にあててみましょう。繰り返し実践できる練習法がリスニング上達には有効です。忙しいビジネスマンは手軽に授業を受けられるオンライン英会話で、リスニング力アップを目指しましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

ピックアップ